牡鹿ツー２００８！！クジラ君を求めて…

会社のＴＲ乗りとツーリングを予定していたこの日、前日の天気予報は雨だった。
しょうがないから別の日に走ることにしていたのだが…。

当日の朝、「晴れたぞ！どこ行く？」なんてメールが来たのだが、雨だと思いこんでいた俺はカーテンも開けずに部屋の掃除を始めていた！！
掃除のためにさんざん散らかした部屋をそのままにしておくわけにもいかず、とりあえず片付けだけして外へ出た。

 思いっクソ晴れてんじゃねぇか！！

急いで集合場所に向かったのだが、お昼の１２時をとっくに過ぎていた。
午後からだとあまり遠くに行けないので女川まで行って釣りをすることになった。 そうくると思ってちゃんと竿は持ってきたぜ（ニヤリ
ついでにＴＲ乗りが昔食べたという"クジラ君"というクジラジャーキーを探すことに。 
クジラ君を求めて早速出発。休日と言うこともあって観光地の松島を経由すると時間がかかるだろうと予想して 県道８号線通称「利府街道」を走り、松島を過ぎた辺りで４５号線へ合流、女川を目指す。

結構時間かかったけど女川到着、飯を食うためマリンパル女川へ。
マリンパルの２階に上がって海を見ると海上に霧が出ていた。

コレは女川原発の煙にちげぇねぇ！！(ウソ)

この霧に苦しめられるとはこのとき夢にも思わなかったのだった…。

次はマリンパルの中で"クジラ君"探し。いろんな海産物が売っていたがクジラ君は見つからず…。 仕方なく飯を食おうと思うのだが、、マリンパル女川は１階が海産物の直売所、２階が食堂なのだが 実は１階の直売所の中に椅子が５つだけある小さな定食屋があるのだ。俺は今日初めて知った。
そこで刺身丼を食うことにした。

なんか変な時間に来てしまったらしく、出てくるまですげぇ時間がかかった上におかずが５分おきに一品ずつ出てくるという状況に若干イライラしたが、 出てきた刺身丼は本気でウマかった！！ちなみに後から来た人は速攻で注文の品が出てきてた。

 刺身どーん！！

味と値段については２階の食堂よりこっちがオススメ！！ 付け合わせのシラスの佃煮があまりにうまかったので目の前の直売所でお買いあげ。

空腹を満たし、釣りでもするかと思ったのだが午後だし風強いしなんかビミョーな感じになり、マリンパルからほど近い小高い公園に向かった。
高いところから海を見ると一面霧に覆われてまるで雲の上にいるようだった。

霧のすぐ下は海。地形が海っぽくないけどコレが地理の教科書にも出てくるリアス式海岸だ。

 天気いいから横になりたくもなるわな！！

いつまでもダラダラしていたいのだが、せっかくなので牡鹿半島コバルトラインを走ることにした！！
くねくねした道を走り、あちこち止まっては景色を楽しむ。

インクラで何度か走ったこの道をバルカンで初めて走ったのだが、バルカン本気で曲がらん！！
ある程度速度が出た状態になるとコーナー侵入では思い切り体倒してきっかけを作らないと車体がバンクしない。
ステップに足を踏ん張り、ニーグリップでタンクを思い切り締め付けてコレなんだから ハイウェイペグに足を乗せてがに股で運転した日にゃ体だけ傾いて車体は壁に向かって一直線なんてことになる。
ローダウンしてないのにステップがりがり擦るし、純正より短いはずのマフラーまでずりずり擦った。 あまりの運動性能の悪さにイラっとしたけど向き不向きがあるんだからしょうがない(でもコイツ何に向いてるんだ？)

海沿いとは思えねぇ～。

しばらく走って牡鹿町に着いた。
ここには牡鹿ホエールランドというクジラ絡みの観光施設があるのだが入場料払ってられないので入らなかった。

 だがせっかくなので写真は撮らせてもらうぜ。

 船でけぇ～

 クジラくん！？

お土産屋がいっぱいあったので"クジラくん"を探したが売っていなかった。

日が傾いてきたので帰ることに。
薄暗くなってきた半島をトコトコ走っていると、開けた場所に出た。
そこには何ともすてきな光景が広がっていた！！

 夕日が沈む！！

 太平洋側なのに海に陽が沈む感覚が不思議！？

日が沈んでいくのを見送り、また出発。
そして休憩、１時間くらいしゃべる。俺らはいつもそう、バイクの話になると止まらない。

やがて辺りは真っ暗、帰らなくては。
真っ暗で気づかなかったのだが、ライトで辺りを照らすと俺たちは霧の中だった。
コレはまずいことになったかもしれん。安全運転で帰るか。

スローペースで半島を抜け、４５号線に合流した頃には霧が相当濃くなっていた。
行き先を示す青看板があるのはわかるのだが文字が一切読めず、通り過ぎてから止まって
自分の足で看板を読みに行かなければならないほどだ。
対向車はぼやけたライトの光しか見えず、距離もわからず、すれ違う時も相手の姿は見えない。

マジ怖かった！！

松島まで戻ると明かりが増えてなんとか走れるくらいになった。

松島のお堂が不気味なことに

走るとマジ前見えない

霧にヒィヒィ言いながら仙台に戻り、幸楽苑で遅い晩飯。
疲れて写真とる余裕もなかった。

でもここまでくれば家はもうすぐ。
ラーメンのおかげで体は温まり、家に無事に帰ることができた。
結局クジラ君を見ることはできなかった。

走行距離：210km