タイカブ純正シフトポジションインジケータ付きスピードメーターに交換

カブに乗っている時、今何速に入っているのか分からなくなることがよくあり、シプトポジションがわかるアイテムが欲しくなりました。
タイ仕様の純正スピードメーターがシフトポジションインジケーターを内蔵しているようでなんとも羨ましく思っていたら﨑田二輪通販さんというところがそのメーターを販売していたので購入してしまいました。

これがタイ仕様カブのメーターです。

メーター上部にシフトポジションが表示されます。スピード表示は140km/hになっています。
ケースの形状は国内カブと一緒ですが、ハーネスは互換性がないのでポン付は不可だそうです。
現地では「スーパードリーム」と呼ばれているそうですが、ロゴは日本と同じ「Super Cub」な不思議・・・。

ハーネスに互換性がないとのことなので変換ハーネスも一緒に買いました。

左側のが変換ハーネス。右側の長いのがシフト信号取り出しハーネス。その中に置いてあるオレンジの線がウインカー分岐ハーネス。これらのハーネスは﨑田二輪さんが配線を解析して作成されたものとのことです。こういうのはほんと助かります。
取り付け説明書も付いていました。

オドメーターの数字を引き継ぎたい・・・

交換前に新旧のメーターの走行距離を合わせられないかと考えました。
メーターは機械式だったので試しに電動ドライバー使って回したところ、走行距離計が動きました。
電動ドライバーをフル回転させた時のスピードメーター表示はちょうど40km/h。旧メーターの走行距離はまだ390kmでしたが単純計算で10時間弱かかるので距離を合わせるのは諦めました。

まずは外装外し

まずはパーツ取り付け箇所にアクセスするために以下の外装を外します。

・ハンドルアッパーカバー
・レッグシールド
・左側ボディカバー

外し方はインターネット上に先人たちの記録がたくさん残っているので割愛します。

外すとこんな姿になりました。

メーター取り付け

次にメーターを交換しますのでハンドルアッパーカバーを裏返して作業をします。

1.青い○で示したカプラー(合計3箇所)を外します。
2.赤い○で示したネジ(合計2箇所)を外します。
3.新しいメーターに交換し、ネジを締めます。
4.青い○で示したカプラーを接続します。
5.緑の○で示したカプラーに変換ハーネスを接続します。(同じ形のカプラをはめるだけなので間違うことはありません)

次にシフトポジションの信号取り出しハーネスを接続します。

メーターハンドルから赤い○で示した箇所までハーネスを仮で這わせます。ここの部分にあるカプラーからシフトポジションの信号を取り出します。

車体側のカプラーは線が5本(N,1,2,3,4)入っています。

対してメーター側のカプラーは1本(N)しか線がなく、1,2,3,4は接続されていない状態になっています。

メーター側カプラーの空いているところに信号取り出しハーネスのコネクタを差し込みます。
ハーネスの色が車体側の信号線と同じになっていたので悩むことはありませんでした。

次で最後の配線です。

左ウインカーの信号をメーターに入力する必要があるようで、そのための分岐ハーネスを左のフロントウインカーのオレンジの線に接続します。

購入したハーネスはエレクトロタップで分岐させる作りになっているのですが、説明書をよく読むと作業性を考慮した結果で本当は分岐配線にして欲しいとありました。
なので分岐させました。確かにこっちの方が美しいです。

分岐ハーネスにあるギボシ端子はメーターの変換ハーネスに接続します。

念のため動作確認

ここでいったんメーターと車体のカプラを接続して動作確認をします。

イグニッションをONの状態でウインカーとシフトを操作してインジケーターが点けばOKです。

最後は外装の組み立て

あとはハーネスを綺麗に整線しながらバラしていた外装を再び組み付けます。

変換ハーネスが増えた分、ハンドルアッパーカバーの組み付けがキツかったですがなんとか収まりました。

完成!!

純正なので後付け感がなく、いい感じです。
ニュートラルのランプの「N」が細いフォントで最初だけ違和感ありましたが、10回見たら慣れました。

せっかく140km/hまで表示できるので使い切ってみたい欲が出てきますが、ノーマルだと90出るか出ないかなので色々と強化が必要ですね。でも高速に乗ることすら出来ない原ニでは発揮するステージが日常の世界にはないですね。


追記:他にも同様のキットがありますね。

スーパーカブ110電装系